ヒロトさん&マーシーさんに取材してきました!

全9回行われているRSRのうち、↑THE HIGH-LOWS↓として6回、ザ・クロマニヨンズとして2回と、計8回出演しているおふたり。意外な秘話も交えながら、「生けるロックンロール」なおふたりらしい語り口でRSRの思い出を語ってくださいました。ヒロトさんが過去のライヴ人生でほぼ唯一「×※▼*÷◇だった!」という△×÷+のステージについてのエピソードもあり! もちろん隠し字のところは本が出てからのお楽しみです★ 発売までもうちょっと待っていてくださいね。

有泉智子

取材、始まりました!

今日、チバユウスケに取材を行ってきました。
チバは楽しそうに、そして懐かしそうに、いろいろな年のライジングを振り返ってくれました。でも、一番多かった言葉は「…………酔っ払っちゃってて、憶えてないんだよね(笑)」。この台詞もまた、チバのライジングへの愛情なんじゃないかなあと感じました。

これからも続々取材を行なっていきます。
楽しみにしててください!

鹿野 淳

第2弾参加アーティスト発表、万歳!

 発表されました、第2弾。
 個人的には、去年、トークライヴを行なっていたので目撃できなかった、そして一緒にジンギスカンを食いながら「今日の俺らのライヴを観れなかったのは、ほんとヤバいよ。後々効いてくるよー」と中野くんに脅された、それほど素晴らしいライヴだったと評判だったブンブンサテライツ。そして北の地で果てたナンバーガールの解散から最短距離でバンドを創造し、北の地の天国で初のお披露目ライヴを敢行したZAZEN BOYSの参戦に肩甲骨が震えました。いいね、アガるね、まったく。

 編集部では今、「紙」を何にしようかという、みんなには説明のしようもない部分に力を注いでいます。
 知っている人は知っていると思うけど、よく本屋で「もよおす」人って多いんだよね。あれってはっきりした根拠があって、パルプの粉が体に作用して「もよおす」らしいんです。つまり、紙とずっと触れ合っていると「逆便秘」になる可能性が高いわけですが、まさに俺、今それ。いろいろな紙をこすったり撫でたりしながらどんな紙にしようか迷っています。そして、何しろトイレで座ってます。座りついでにトイレでも悩んでいます。時折悩みながら寝てしまい、編集部の人間を「内股」にさせて喜ぶ(要するに、用を足させないということです)、そんな日々です。

 どんな日々だよ。


鹿野 淳

取材のオファーを始めています

 今回のライジング本は、過去9年間を時系列に合わせて写真を中心に構成しようと思っています。そして、その1年1年毎に、出演したアーティスト各1組の取りおろしの取材を挟み込もうと思っているんです。
 その取材のオファーを進め始めてるんだけど、早くも快諾をもらいました。
 まずオッケー返事が来たのが、The Birthdayチバユウスケ!、電気グルーヴ!!、そして怒髪天の増子さん!!!
 近々に取材させてもらいます。よろしくお願いします。
 そしてみんな、楽しみにしていてくれ!


鹿野 淳

DVD、打ち合わせました


 昨晩、六本木にあるMUSIC ON! TVにて、付録DVDの打ち合わせをしました。
 WESSから山本さんと若林さん、そしてM-ON!とSPACE SHOWER TVから各1名と僕の計5名にて、99年にそれぞれの局でオンエアされたドキュメント番組を見ながら、いろいろ話し合いました。というか、なんかロック同窓会みたいになっちゃってさ。朝の帳が落ち始めた時にブラッドサースティ・ブッチャーズの吉村さんが空高く放り投げたギターの軌道を見つめながら、40代のオヤジみんなでため息ついたりしてさ。最高に楽しかったわけです。この楽しさをみんなにも伝えるような、ライジングに参加している人達が誰かの部屋に集まってみんなでため息をつくような、そんな99年のドキュメントDVDをみんなで編集して作ろうと盛り上がったのでした。
 それにしても、お恥ずかしいのが9年前の自分の姿。グデングデンに酔っ払いながら、最高にいい塩梅に仕上がっちゃっている自分が、自らカメラに向かってきて、よくわからないことを言いながら楽しんじゃっているんですよ。自分が何でライジングを好きなのかを、恥ずかしい映像で確かめた瞬間でした。
 要するに――「無邪気にさせてくれるロック天国」なんだよね、ここはずっと。

鹿野 淳

初めまして!

みなさん初めまして。FACTの有泉です。普段はロックとダンスミュージックの大海に溺れながら、転がるようにMUSICAという月刊音楽誌を作っています。
FACTは鹿野も含めて7人の小さな出版社で、なので時々「メモリアルブック制作は社外の人間でやるの?」なんてことも訊かれたりしますが、いやいや、この7人で突撃しますよ! WESSのみなさん、そしてこの本のデザインを担当してくれる村岡さん(MUSICAのアートディレクターでもあります)と共に、10周年を祝うにふさわしい素敵な本を完成させたいと一同気合十分です! 頑張りますので、みなさんどうか熱い眼差しで見守ってくださいませ。どうぞよろしくお願いします!

私にとってのRSR名シーンは毎年2日目のAM 4時から5時前の1時間弱、「夜が明ける直前のひと時」です。もちろん忘れられないライヴもたくさんありますが、やっぱりあの、漆黒の闇が少しずつ解けて空気の色が淡い色を帯びて行き、会場のいろんな場所で音楽とオーディエンスがラストスパートのごとく輝きを放ち始める時間は本当にたまりません。普通、オールナイトのフェスやパーティーでもピークタイムは深夜(たとえば2〜3時とか)に設定されていて、だから明け方ってちょっと気怠いというか、エネルギーが静かに収縮して行くのを心地よい疲労感の中で見守る感覚なんですが、RSRの場合は逆。夜が明ける時がピークタイムになるような組み上げ方をしてるから、それぞれに疲労は抱えてるかもしれないけど、でも会場全体のエネルギーは最後の爆発の瞬間にめがけて膨らんで行く感じなんですよね。それと真っ暗闇に塗り固められていた夜空が少しずつ少しずつ光を帯びて行く感じが相まって……あの時間帯は本当に、ふと胸がいっぱいになって沈黙してしまうくらい素敵です。他のフェスにはない、RSRならではの特別な瞬間だと思います。

RSRでいつも痛感するのは、作り手であるWESSとオーディエンス、双方のロックとロックフェスティバルに対する愛情の大きさです。あれだけ広大なフィールドのどこにいても常に感じられる温かでピースフルで音楽に対する愛に満ちた空気は、意図的に作ろうと思って作れるものじゃない、宝物みたいなRSRの結晶ですよね。
メモリアルブックも、あの現場の幸福感をそのまま真空バックにした本にしたいと思っています。今週からいよいよ細かな制作ドキュメントを綴って行きますので、どうぞお楽しみに!

FACT / MUSICA 有泉智子